第2次世界大戦中、デズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)は軍に志願したにも関わらず、上官の大尉(サム・ワーシントン)や軍曹(ヴィンス・ヴォーン)たちの命令に反して、銃を持つことを拒否する。子供時代の苦い経験から、人を殺めることを禁じる宗教の教えを固く信じていたのだ。さらに、毎週土曜の安息日を主張したこともあって、上官や同僚(ルーク・ブレイシー)は彼につらく当たり、遂には軍法会議にかけられてしまう。妻(テリーサ・パーマー)と父(ヒューゴ・ウィーヴィング)の助けにより、裁判の結果、デズモンドは武器を持たずに戦場に赴くことを許され、希望していた衛生兵となることができた。1945年、デズモンドの部隊は沖縄へと派遣され、150メートルもの絶壁のある”ハクソー・リッジ”(前田断崖)での戦闘を命じられる。一度は断崖領土を占領するも厳しい戦況に米軍は退却を余儀なくされる。その最中、負傷した仲間たちが取り残されるのを見たデズモンドは、たった一人で戦場へ留まることを決意する。その夜に「もう一人.もう一人.」と呟きながら敵の日本兵すらも治療を施す。救出した兵士の数は75人にも上り、中には彼を冷遇していた上官もいた。無事に帰還して来たデズモンドの部隊に再出撃の命令が下る。しかし、その日は安息日に当たっていた。今や隊からも一目置かれ、士気を大きく左右する存在になっていたデズモンドが下した決断とは.
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