[MUSIC] 新川忠 – Paintings of Lights (2015.01.11/MP3/RAR)

【コンセプト】
クラシカルな西洋的イメージを80年代シンセサウンドでロマンティックに描くポップスアルバム。全ての作詞・作曲・編曲・歌・演奏・録音・ミックスを一人で行う自宅録音のスタイルをとり、独自のセンスに貫かれた作品世界の構築を目指した。

【タイトルについて】
ペインティングス・オブ・ライツ。「光」の絵画集。19世紀後半から20世紀前半、欧米の風景画家たちが、新しい手法で「光」を描こうとしてきたムーブメントにインスピレーションを得てつけました。

【制作意図】
80 年代ポップスファンとして、ここ数年の音楽シーンで聞こえてきたポストパンク〜ニューウェーヴ期を思わせるロックサウンド、テクノポップ風ダンスミュー ジックといった「リバイバル」には、常々関心を寄せてきましたが、しかし、ぼくが最も惹かれる、あの時代独特のロマンティシズムとセンチメンタリズムに溢 れた繊細な歌やサウンドは、まだあまり顧みられていないように感じています。
例えば、プリファブ・スプラウト、世界的な成功を収めたa-haの (「テイク・オン・ミー」以外の)隠れた名曲たち、大貫妙子さんの「色彩都市」「ベジタブル」・・・etc。コンセプトに掲げた「クラシカルな西洋的イ メージ」、別な言い方をすれば、ある種ヨーロッパ的な情景は、こういった80年代のポップスに散見されたものであります。そんな、今なお根強いファンを持 ち、その音楽性を高く評価されながらも、メインストリームからは忘れられてしまった良質の80年代ポップスに、このアルバムを通じて、今、ささやかな光を 当ててみたいと思っています。

【コメント】
名盤。と言われました。たしかめてみましょう。新川 忠

自分が好きな音楽は、きっと誰かが好きな音楽。「ヴィーナスの腕」を聴いて高まった想いが、レーベル第1作となりました。
Lamp 染谷大陽

新 川さんは絵を描くように音楽を作る人。彼はもともと画家になりたかったそうですが、本作を聴くと本当にそういう印象を受けます。確かな技術の上に構築され た音楽ですが、出来上がったアルバムはなんとも抽象的な美しさがあります。こんなことを出来る人はそうはいないし、素直にカッコいいと思います。
Lamp 永井祐介

こんなに素敵な音楽をたった一人で作った新川忠さん。切なさを誘うロマンティックな80’sサウンドに、儚くて繊細な新川さんの歌声が甘く響き合い、本当に素敵です。淡い水彩画のような情景をいくつも映し出してくれます。いつまでも大切に聴きたいアルバムです。
Lamp 榊原香保里

収録内容
1. アイリス
2. 渚
3. 霧の中の城
4. カミーユ・クローデル
5. 彼女たちの舞台
6. ハワースの荒野
7. シルエット
8. メアリー・ローズ
9. 眺めのいい部屋
10. ヴィーナスの腕

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