緑茶のペットボトル市場で”老舗ブーム”を起こしたのが、サントリーが2004年に発売した「伊右衛門」だ。
京都の老舗茶舗・福寿園の茶葉の加工技術とその創業者の名を付ける大胆なネーミングは、累計の売上高が1兆円を超える驚異的なヒットにつながった。
その成功の裏にあったのが、古い茶業界で伝統と革新の”二兎”を追い続けてきた福寿園の経営だ。
80歳の今なお茶文化を訪ねて世界を巡る福井会長の”二兎を追う”経営に迫る。
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